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- 第46回のテーマ「書初めをして 新たな気持ちで生活をしよう-新春の風物詩 その2-
校長による職員室「季節の風物詩展示」
第46回のテーマ「書初めをして 新たな気持ちで生活をしよう-新春の風物詩 その2-
児童らは まず掌に墨つけ 筆はじめ
柿岡小の3学期最初の書写の授業は「書初め」です。
正月の大切な風習の一つでもある書初めでは,
新年の抱負や目標とする言葉を書きます。
江戸時代の頃には,寺子屋を中心に庶民の間でも
「おめでたい新年に書道(習字)をする」という行事が広がりました。
年が明けて最初に汲んだ若水(わかみず)を神棚に供えたあと,
その若水を使って墨をすり,
恵方に向かっておめでたい言葉や詩歌を書きました。
できあがった書き初めは,飾って読み返し,
気持ちを新たにするといいでしょう。
年神様が滞在する期間といわれる「松の内」(1月7日,または15日)までは
飾っておくとよいそうです。
松の内が過ぎたら,
「左義長(さぎちょう)」と呼ばれるお祭りで正月飾りなどとともに燃やします。
「左義長」とは地域によって
「どんど焼き」と呼ばれている行事のことです。
このとき,炎が高く上がれば上がるほど字が上達するといわれています。
今回の展示は「猫の書初め」です。
「茶猫のちゃっぴぃ」が,
顔に墨をつけながら書初めをしている
「三毛猫のみい」の背中に墨で足跡を書いて喜んでいます。
「トラ猫のとらきち」は,書初めそっちのけで,
魚屋から仕入れてきた魚で拓本(魚拓)を作っている様子です。