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校長による職員室「季節の風物詩展示」
第27回のテーマ「中秋の名月に奉納神楽じゃかもこじゃん」
ジャン ジャン ジャジャジャン ジャン♪
独特の囃子の音色が八幡宮の境内に響き渡ります。
毎年,中秋の名月(今年は9月21日)の宵,
柿岡荒宿に鎮座する八幡宮では,
柿岡八幡宮太々神楽(十二座神楽)が奉納されます。
その独特の囃子の音色から,
この神楽は「じゃかもこじゃん」の愛称で呼ばれています。
柿岡八幡宮太々神楽の歴史は古く,
安土桃山時代の文禄四(1595)年に,
時の柿岡城主であった長倉義興(ながくら よしおき)公が,
八幡宮を建立した際に神楽を奉納したと伝えられています。
この神楽の中に,
神子(みこ)が「奉納の舞」を舞う演目があります。
その神子役の女の子は柿岡小学校の児童から選ばれています。
児童たちにとって神楽は,
身近な存在で小さい頃から慣れ親しんでいるものとなっています。
なお,柿岡小学校ホームページの「ふるさと学習」をクリックすると,
柿岡八幡宮太々神楽に関連した
『八幡様のじゃかもこじゃんと長倉塚』の民話が掲載されていますので,
是非ご覧ください。
柿岡小学校の校庭にキンモクセイの香りが漂う季節となりました。
石岡市の小中学校は今月の24日までリモートでの授業になります。
そして,残念ながら今年も柿岡八幡宮太々神楽は中止となります。
しかし,展示の中では「じゃかもこじゃん」は奉納します。
「神楽の舞」を舞う神子たちはちょっと休憩して,
代わりに巫女さんたちと縁起のいいお福さんが「幣束の舞い」を奉納します。